先日、御徒町に在るNPO法人薬害研究センターで行われた「タネが危ない!」という勉強会に参加してきました。

ご登壇された講師は、「野口のタネ」の店主・野口勲さんでした。

野口さんは埼玉県飯能市で日本で唯一、在来種・固定種のみを扱うタネ屋さんを営んでおり、またその一方では、F1種・GM種(遺伝子組み換え種)が抱えている健康への問題や自家採種での伝統野菜を守り育てる大切さを多くの人たちに理解して貰いたいと全国各地で講演活動を行っています。

種の世界では第一人者であり知る人ぞ知るとても有名なお方なのです。

野口さんは、30歳になってからタネ屋さんを引き継ぐのですが、その前までは手塚治虫さんの会社(虫プロ)で働いており、最初の編集者さんだったそうです。

野口さんが小さい頃(三輪車に跨いでいる子どもが野口さんだそうです。)のお店が下の写真です。

とてもレトロで昭和を思い出す懐かしい感じがします。

右側の看板のところに「一粒万倍」と書いてあったと言っておりました。

一粒万倍とは、一粒の籾(もみ)が万倍にも実る稲穂になるという意味で、これは釈迦の言葉でもあり、ほんの少しのものでも粗末にせず愛情を持って育んでいればいつかは何倍にも増え多くのものになるという仏教の教えだそうです。

よく「一粒万倍日」とカレンダーや暦に書かれてありますよね。

月に何回か訪れますので、何か新しいことを始める時や大切な日などには、この開運日を選ばれて行うのも良いかもしれませんね。

手塚治虫さんとのご縁も有り飯能市には世界で初めてのアニメの銅像・鉄腕アトムが建てられたそうです。

余談ですが、ここ飯能市には今年の11月には、北欧ライフスタイルを体験できる「メッツァビレッジ」が、そして来春には、「ムーミンバレーパーク」がオープンするそうです。

これらの施設は何と無料ということなので、これから人気スポットになりそうですね。

今でもお店には「火の鳥」と「鉄腕アトム」の絵を看板として掲げているそうです。

トップの写真は手塚治虫さんの1967年の作品であり、この絵には56人のまったく姿かたちの同じ生徒(クローン人間の様な)と先生1人が描かれております。

野口さん日く、「手塚先生は、現代の日本の姿を予知出来ていたんじゃないか。」と話しておりました。

この絵が物語っている様に、今の日本の姿がまさにこの絵そのものの様に感じてしまいました。

現在の野菜は、市場の殆んどがF1種であり下記の写真の様にすべて均一化された、味も形もほとんど同じに作られ、一つ一つの個性が無い、何となく食べていても味気ない感じがしてしまうそんな野菜ばかりの様な気がします。

自然の種では無い、農薬が染み付き微生物(バクテリア)が存在しない土壌、化学肥料で育った野菜、やはりこれでは安心安全や栄養を考えるとかなり厳しいものがあるかもしれません。

栄養とは、字の如く、身体の中で養い栄え、それが血となり肉となり、健康な身体を作り上げて行くというのが当たり前なのですが、今の野菜では難しい様に思います。

在来種や固定種を使っていた50年前までの野菜の中には、私たち人間には最も大切なミネラルが豊富に入っていたのですが、今の野菜にはこのミネラルが全くと言っていい程入っておりません。

私たちの身体には4%のミネラルが必要とされておりますが、このミネラルは体内で作ることが出来ず、それにミネラルが無ければ体内でビタミンも有効に働く事が出来ないので、このミネラル摂取は人間生きていくにはとても大切なことなのです。

それに、どんな病気もすべて例外なくミネラル不足から起こるものなので、現代の生活には本当に欠かせないものだと思います。

そんな中、とてもタイムリーなことに、私の兄が動画を送ってくれました。

それは、兄がお世話になっているマドモアゼル・愛さんが「生きているマグネシウム水」を自ら作っている動画です。

宜しかったらご覧頂き、そして、良かったら作ってみても良いかもしれませんね。

因みに、マグネシウム水についての愛さんのブログも貼っておきます。⇒click

前回のブログでも少しお伝えしましたが、今年の4月に種子法が廃止されてしまった今、今後、おこめ、麦、大豆などの穀類もF1種になっていく可能性があります。

野菜にしても、とても危惧されているのが雄性不稔の問題で、野口さんも講演の中で雄性不稔での健康への問題をとても懸念されておりました。

(野口さんの「タネが危ない!」のホームページから抜粋します。)

”今、どんどん雄性不稔という雄しべを持たない異常な株を利用して作られた種が増え、花粉が出来ない、子孫が出来ない、そういう野菜が増え続けていて、これが危険なのではないかと私は訴えています。

雄性不稔を使ったF1の技術はアメリカで出来たもので、それが今世界標準になっています。

もともと日本にあったF1の種はアブラナ科の野菜から作られていました。

しかしアブラナ科の野菜は海外に殆どないんです。菜っ葉なんて食べているのは日本、韓国、中国くらいで欧米は食べないんです。

日本独特のF1技術というのが自家不和合性というもので、これを日本で採取していた時は良かったんだけど、種取りをする農家が居なくなって、F1の需要が増えて、それだけの量を日本で生産するにはコストが見合わなくなった。

だから父親と母親の種の原種を渡して、採取を殆ど海外に任せるようになった。

でも海外では母親を雄性不稔にして花粉の出ない株を作り、それを使って種を作る様になった。

いま日本の種がどんどん雄性不稔に変えられているんです。

日本人の主要な食べ物である菜っ葉などが雄性不稔になって、それを日本人が食べるということ。

だから私はいま危機感でいっぱいなんです。

雄性不稔の野菜かどうか、スーパーに並んでいるものを見ても分かりませんが、花を咲かせたら直ぐに分かります。試しに、スーパーで売っている大根や人参、玉ねぎか何かを庭に植えてみて下さい。

やがて花が咲きますが、その花の先を虫眼鏡でよく見ると雄しべがありませんから。

雄しべがない野菜ばかりになってるんです。

つまり子孫を残せない野菜ばかりを食べているんです。私たちは。

それは危険じゃないのかと。

でも誰もそんなこと知らないし、知っているのはタネ屋だけだけど、タネ屋はそんなこと何も言わない。 だから誰も知らないんです。

もし私が死んで、こういう固定種や在来種の種を扱う店が無くなってしまったら、もう何処にも無くなってしまう。

だから今の内に私のところから種を買って、自分で育てて、それを子孫に繋げてくれ、と言って回っているんです。”

今はまだ雄性不稔との因果関係は確認されてはおりませんが、人間の精子の数が1940年代の統計に比べて年々減って来ているのが分かっております。

1940年代 1cc(ml)あたり平均1億5000万

今      ”       4000万

これが2000万以下になると、無精子症と呼ばれるレベルで、性交しても自然には授精させる事が出来ないようです。

”無精子症はミトコンドリアの異常で、精子の尻尾の付け根にはミトコンドリアが棲んでいて、尻尾を振るエネルギーをミトコンドリアが作っている。これによって精子は自分で卵子に向かっていく。この運動量、睾丸で生まれて卵子に辿り着くまで、人間のスケールに直すと100km、だいたいマラソンを2回走るくらいのエネルギーを尻尾の付け根にいる100匹くらいのミトコンドリアが占めています。

そのミトコンドリアの力が弱くなってる、精子が泳ぐ事もできなくなってる。いまの人間の精子を顕微鏡で見るとノタノタしていますね。牛の精子を選んで人工授精をしている人によると、人間の精子なんてもうほとんどが牛だったら使えないレベルだそうです。これは食べ物からきてるんじゃないでしょうか?

もともと動物は脳を持っていなくて腸で全て判断していました。だからクラゲのような腔腸動物には脳がなくて、腸がその役割をしています。食べたものを腸で判断して、その中で大事なものを次世代に残すために生殖器官へ渡す。人間の精巣や卵巣が変化しているのも食べたもののミトコンドリアに原因があるのではないのかと思っているんです。動物が最初に目を持ったのは、腔腸動物のような生き物が植物プランクトンを食べて、その光を感じる遺伝子を生殖細胞に取り込むことで初めて目を持った。食べたものが子孫を変えていくんです。”

”私もよくタネ屋なのになぜ自家採種をお客さんに勧めるんですか?と聞かれるんです。

種を打って儲けるだけなら、こんな商売はしていません。

自家採種して一軒だけでも自分の家族は健康に育てたいと種を採ってくれていれば、もし世界中の種がモンサントに独占されたり、その種のせいで人類が滅亡するとなったときに、日本中の家庭菜園のどこかに固定種の種が残っていれば、その健康な種を元にして、また増やすことが出来る。

もう一度人類を復活させる事が出来る。

その為に固定種と在来種の種の販売を続けているんです。”

”植物というものは本来変化していくべきものなんです。生命にとって「変化」は重大なテーマで、環境が変わったら自分も変わらなければ生き続けられない。植物というのは自分で歩けないので、根が生えた世界を生きるしかない。人間にとって神経や脳にあたるような思考する器官、自分の育っている環境を判断する能力は根の表面にあって、根を張ったその土地に合った子供をつくって、それが花を咲かせて、また同じ土地に落ちてまた育っていく。その土地の環境にあった体に変わっていくんです。自家受粉性の植物でも土地が変化すると、土地に合わせてどんどん変わっていきます。

だから人間が品種を変えるまでもなく、植物自身が変わっていく力を持っているんです。

私はタネ屋を次ぐ前、手塚治虫の漫画編集の仕事をしていました。

彼のテーマ、作品の根幹は生命。

命をつなぐこと。地球の環境と生命を維持させることでした。

このタネ屋のテーマも同じです。

このままだと世界はお金持ちや大企業の思う方向へ進むだけであって、その中で私たち個人が生き延びる為には、自分でタネを撒いて野菜を育てて、それを食べて、自分でタネを採って、それを自分の子どもに繋ぐしかないと思っています。

それをやるかやらないか、それはあなたがたの問題です。

うちはタネを提供するだけです。

そして一度買ったタネは二度とうちから買わないで欲しい、タネをちゃんと採って欲しい。

あなたの土地に合ったタネを育てて欲しい。

それが野口のタネの営業方針です。”

野口さんの言葉には、一言一言にとても重みがあり、種をつないでいく、命をつないでいく責任は私たち一人ひとりにあるのだと改めて感じさせられました。

今の様な環境にしたのも我々人間であり、本来、植物自体人間が手を加えなくても、今以上にちゃんと育って生きて行けるはずが、今ではお金儲けの商品として扱われてしまっています。

ほんの数百年前までは必要な分だけ採り、必要な分だけ食すのが当たり前の世の中でしたが、今ではお金の洗脳で、何よりお金を稼ぐのが第一になってしまいました。

お金自体に価値を付けた事で、私たちは大切な何かを見失っている様な気がしてなりません。

今回のTPP協定は、まさに多国籍企業の利益と支配の為だけの条項であり、国、人権、文化、憲法など、まったく関係のない新世界秩序(New world order)を構築する為の条項といえるでしょう。

野口さんのブログの中でも出てきておりましたが、モンサントという会社もこの多国籍企業の中に入っており、今ではバイエルという会社に660億ドル(約7兆2000億円)で買収されました。

バイエルはドイツの企業でGIファルベンという会社の傘下にあります。

このGIファルベンという会社が過去にどの様な歴史があるかというと、

・ヒットラーの最大のスポンサーで40万マルクを寄付する。

・爆薬と合成ガソリン100%を製造。

・強制収容所で数千人を人体実験した。

・非加熱製剤を日本、アルゼンチン、シンガポールに輸出した。

などがあります。

モンサントはベトナム戦争時に枯葉剤を製造した農薬メーカーとして知られており、広島原爆の製造にも深く関わってきました。今でもこの枯葉剤はコロンビアの畑では空中散布されております。

インドでは2002年にGM綿の生産が認可され2015年には世界最大の綿花生産国になりました。

政府の勧めもあり、農家の80%の人たちは借金をしGM種の綿、農薬、人工肥料のセット販売で生産に携わりました。

しかし、雑草も生きていくためには年々耐性していきます。なので、より強力な除草剤を撒く必要があり、その為にはモンサントの研究開発にどんどんお金が必要になってきてしまい、最終的には当初の価格の4倍にも種の価格も跳ね上がってしまったのです。

その裏でモンサントは種苗会社60社を買収し、農家の人たちが他で種苗を買えない様に動いていました。

その為、農家の人たちは多額の借金を抱える事となり、いまでも30分に1人の割合で命を絶っているのです。

TPPが批准されたいま、インドが抱えているこの現状は、近い将来の日本のすがたに思えてなりません。

海外では多くの国が販売を禁止している中、日本では未だに枯葉剤の主成分であるグリホサートが入ったラウンドアップが多くのホームセンターなどで売られております。

また、ラウンドアップ耐性を持つ雑草が出てきている為、より強力な除草剤も販売されております。

ベトナム戦争で使われた枯葉剤の成分である「 2,4-D」という商品や「ジカンバ」という商品がそれになります。

さらに、これらの農薬は河川を通じて水源地に流れ込み、最終的には水道から私たちの身体へと入って来ております。

2016年には水道の農薬基準が大幅に緩められ、そして今年の7月には水道民営化が可決されてしまいました。

愛媛県の松山市ではすでに2012年度から世界最大の水道会社であるフランスのヴェオリア・ウォーター社と契約して浄水場などの運転業務や施設のメンテナンスを委託しました。

それに、世界最大の建設会社であるベクテル社も水道事業の権益を狙っているようです。

日本の将来を考えるととても悲しくなってきますが、しかし、そんな不安ばかりを抱えていてもしょうがないので、先ずは自分が出来ることに最善を尽くし、あとは日々祈ることで願いが叶えばと思っています。

つい先日、横浜元町で行われた「未来の子ども達に出来ること」という講演に行って来ました。

多くの方々が、この世の中を良くしていこうと凡ゆる活動をされているのに感銘を受けました。

藤原さんはアフリカで学校を造られたり、お弁当を配ったりと、貧困で苦しんでいる方々の光になっているのをとても感じました。

「買い物は投票なんだ」という本も出版されており、こちらの本を読めば買い物一つで世の中の流れを変えられるという事に気づかされます。

先ずは、無理なく自分の出来る範囲で!っていうのが良いのかもしれませんね。

こちらは藤原さんのホームページになります。 良かったら覗いてみて下さい。⇒click

真弓先生のドキュメンタリー映画や梅津先生と麦っ子畑保育園の元園長先生もとても素敵なお話をされとても心に響きました。

お二人共、真弓先生との出会いがあり大きく人生が変わったと仰っておりました。

真弓先生のような先生が増えればもっと日本の医療も変わっていくんだろうな。と本当に感じます。

〜お友達の孝ちゃんと麦っ子畑の園長先生〜

最後に、最近嬉しいニュースがない中でとても新鮮な気持ちになれたニュースがありました。

それは、大阪なおみさんのインタビューのシーンでした。

観ていて、「これが日本人が持っているY染色体遺伝子なんだな~。」と感じてしまいました。

それでは、

最後まで読んで頂き有難うございました。

m(__)m